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株式会社アシスト
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数々のタイトル制作で蓄積した技術と豊富な実績で、短納期とクオリティを両立。
一歩先を読む経営判断がBlu-rayオーサリングビジネスの成功へ導く。
広がる映像の可能性を、貴社ビジネスへ。

■事業内容 : Blu-rayオーサリング、量産プレスサービスから、ディスク製造からディスク納入ケース、各種アク セサリーの制作・管理、そしてパッケージングに至るまで、一貫した受注体制と品質管理体制で、「B lu-rayトータルメディアサービス」を提供。その他、DVD-ROM、CD-ROMなどの企画・製作・販売、 マルチメディア関連の映像、ソフトウェア、データおよび映像媒体の研究・開発・企画・製作、DVD製 作工場設備ラインの設計、設備教育、メンテナンスなど、光ディスクに関連する幅広い事業を展開
■従業員数 : 21名(2008年1月現在)
■本社所在地 : 〒144-0034 東京都大田区西糀谷4-16-7
■Web : http://www.assist-corp.com/


アシストは、DVDやDVD-ROM、CD-ROM等の企画・製作販売やマルチメディア関連の研究・開発、DVD製作工場設備ラインの設計・メンテナンスなど、光ディスク関連の幅広いフィールドで事業を展開している。次世代DVDについても早くからプリセールスを開始し、市場が本格的に活性化する前に先行してオーサリングサービスを開始。2007年2月に同社初のBlu-rayタイトルをリリースして以降、10ヶ月間で10本というハイペースでBlu-rayオーサリングを行っている。


■次世代DVDオーサリングサービス開始までの経緯


メディア&市場開発部 部長 大河原 浩之 氏

メディア&市場開発部
 部長
大河原 浩之 氏

アシストが次世代DVDオーサリング事業への参入について検討を始めたのは2006年初頭。当時は、再生機の普及もこれからで、大手プロダクションもまだサービスを開始していない状況。ビジネスの展望が未だ不明瞭な時期に、あえて事業参入を検討した、その狙いはどこにあったのだろうか。

大河原氏:次世代DVDオーサリングの検討時点では、まだまだDVDの売り上げが伸びていましたが、オーサリングやプレスの単価が大幅に下落していたこともあり、近い将来、DVDビジネスによる収益は頭打ちになってくるだろうと予測していました。このままではいけない、次に主流となるメディアを探さなくてはならないと強く感じました。映像メディアはどんどん多様化していきますので、敏感に変化に対応しないと、ビジネスチャンスを逃すことになります。そこで、本格的に市場が立ち上がる前に、次世代DVDのコンテンツ制作をいち早く始めることで、当社の次の柱にできないか、と考えたのです。

まだリスクが大きかった次世代DVDビジネス。参入を決めたのは、先を読む経営判断と、プレセールス活動で得た顧客の反応だった。

大河原氏:次世代版Scenaristがリリースされる前から、「次世代DVDではこのような表現ができますよ」とPRを行っていました。その中で、意欲的なお客様から良い反応が得られ、ある程度の受注を見込むことができました。光ディスク製造装置の販売を通して得た各種の情報を踏まえ、まずはBlu-rayでのオーサリングを開始することになりました。確かに冒険ではありましたが、新しいことをやっていかないと衰退していくだけです。2007年の年末の状況を見ると、その判断は正解だったと思います。

2006年9月、Scenarist BD Editionと次世代DVD対応エンコーダCinevisionを導入。2007年2月に同社初制作のBlu-rayタイトルがリリースされた。



■制作スピードとクオリティを両立


開発部 次長 齋 憲治 氏
開発部 次長
齋 憲治 氏

齋氏:Scenarist BD Editionは、従来から使っているSD版Scenaristと操作性が大きく変わらないこともあり、スムーズに立ち上げることができました。ビデオ素材とメニュー素材、タイムコード表がクライアントから届くと、素材のチェックや細かなチャプターの設定を行い、データを非圧縮でエンコードします。タイトル制作でまず意識しているのはスピードです。サービス開始当初は約1ヶ月間だった制作期間が、今では二週間に短縮しています。当社では、通常、エンコードで5日、オーサリングと検証に5日で対応しています。

短納期化に対応する一方、Blu-rayタイトル制作において、アシストが最も重視しているのは映像のクオリティとユーザーの使用感だ。

齋氏:今のところユーザーが次世代DVDに一番に求めているのは画質だと思います。当社では、システム導入後、初タイトルリリースまでに半年間をかけて、Blu-ray Disc規格の中でどの様な表現ができるのか試行錯誤すると共に、画質調整についてもノウハウを蓄積していますので、満足いただけるクオリティをご提供できているものと思います。また、動作や画質の検証と共に、実際の使用感についても検証が重要と考え、シナリオを組んだ後でBD-Rに出力し、液晶テレビで再生して内容の確認を行っています。そこで画質等に満足できない箇所が見つかると、場合によってはエンコード工程に立ち戻っても、クオリティの確保に努めています。

大河原氏:Blu-rayタイトル制作では、今後、ますます短い制作期間でクオリティの高い仕事が求められるようになると思います。当社では、早い時期にBlu-rayオーサリングを開始し、数々のタイトル制作を行う中で、一つひとつ技術を確立して参りました。ここが、当社のアドバンテージにつながっていると自負しています。


■ダイキン工業には、技術面・営業面でのサポートに期待


Blu-ray Disc Founders(現Blu-ray Disc Association)がBlu-ray Disc規格のライセンス供与を開始したのは2003年2月17日。Blu-rayのソフト発売にいたっては2006年とBlu-rayの歴史は浅い。アシストでは新しい規格を扱うにあたって制作ソフト選定にはサポートを重視したという。

齋氏:規格ができあがって間もない時期で、オーサリングソフトもどんどんバージョンアップしていくことが予測されましたので、機種選定の際は、サポートを最も重視しました。ダイキン工業は、SD版Scenaristでもサポートがしっかりしていましたので、次世代版でもScenaristを導入することになりました。

大河原氏:ダイキン工業とは常時連絡をとらせていただいています。エンジニア同士顔も知っているし、電話一本で連絡が取れるのでやりやすいです。営業的なサポートもありがたいですね。業界の状況や、どうやって次世代DVDの市場を盛り上げていくかについて意見交換させていただいています。また、以前ダイキン工業のセミナーで講演させていただいたのですが、そのおかげで業界内でアシストの知名度が上がったように思います。「ダイキン工業で講演していましたよね?」と声をかけていただけることもありますね。


■2008年に入って、顧客の反応が大きく変化


2007年の年末商戦では次世代DVDの再生機が劇的に売り上げを伸ばした。DVDの売り上げは三年目に飛躍を見た。次世代DVDについても、ソフト発売から三年目にあたる2008年は、大きな飛躍が期待される。実際に、コンテンツホルダーの姿勢には、今までとは違う大きな変化が見られるという。

大河原氏:2007年の年末商戦を境に、お客様の反応が明確に変化したと感じています。最初に潮目が変わったのはプレイステーション3の発売でしたが、今回はその比ではありません。これまでは状況を静観している雰囲気でしたが、2007年の年末から続々とタイトルがリリースされたため、ゴールデンウィークの商戦に間に合うように次世代DVDタイトルの制作を始めなくてはならないと危機感を持たれるようになったお客様が多いようです。商談の内容も、以前は、「次世代DVDを出すか出さないか」ということでしたが、今は、「いつ出すか、どのようにしたら効果的に出せるか」ということに移ってきています。2008年はまだ始まって間もありませんが、すでに昨年の何倍も注文が来ています。

大型HDテレビやプレイステーション3の売り上げの推移を見ても、次世代DVDが活性化していくためのいい材料が整ってきている。

大河原氏:今までは「なにかあったら声をかけてください」といった種まきの営業でしたが、今は、次世代DVDに興味をお持ちのお客様に対して積極的に提案できる状況になっています。その際、サンプルを実際にみていただいて次世代DVDのクオリティを直に感じてもらうことが重要だと思っています。それに統計的な資料を加えて、どのくらいで採算が取れるのかということも含めて包括的にサポートを行っています。



■今後の展望


いよいよ本格的な普及が期待される次世代DVD。アシストは今後どのように事業を展開していくのだろうか。

大河原氏:既に昨年の数倍の注文を受けていることもあり、ラインを増やすことも検討しています。さらなる市場の活性化を期待したいですね。一方で、次世代DVDの普及とともに、ユーザーの嗜好も変化していくものと思います。今後は、BD-Jを活用したコンテンツ制作にも対応し、付加価値の高いサービスを提供していきたいと考えています。

稼働中のScenarist BD Edition

稼働中のScenarist BD Edition
齋氏:市販タイトル以外に、結婚式や展覧会映像、店頭プロモーションなどで、高画質なBlu-rayディスクを使いたいという問い合わせを多くいただいています。このようなニーズに対応できれば、顧客の幅が広がり、また、次世代DVDビジネスの拡大にも大きく貢献できるものと思います。そのためにも、Scenaristには、早期にBD-Rマスターへの対応を期待しています。





取材年月日 2008年1月23日
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