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ユーザー事例 
日本ブイ・テイ・アール株式会社
Scenarist BD Professional導入で、HD化していくプロモーション映像のニーズをつかむ。さらに活躍の場をHDデジタルサイネージへ拡大。
日本ブイ・テイ・アールは、1968年設立以来、ビデオ編集・映像配信などの幅広い映像加工技術を提供している老舗プロダクション。2000年にはDVDオーサリングソフトScenaristを導入し、市販タイトルや企業向けVP等を制作してきた。そして2010年1月、オーサリングシステムにScenarist BD Professional、エンコーダにCINEVISIONを導入し、Blu-ray Disc(以下、BD)制作を開始。まず、DVDグループ課長の野村氏と同グループの泉谷氏に、BD制作を開始した背景からお伺いした。
BD制作開始の決め手は顧客のニーズ

DVDグループ 課長
野村 哲也氏
- 野村氏:
- BD制作への参入を本格的に検討し始めたのは、地デジ対応のテレビが普及し出した時期にあたります。ちょうどその頃からCM映像のHD化が進み、CMのパッケージ制作の際に、お客様からHD映像を収録できるBDに対応して欲しいというリクエストが出てきていたのです。CMでは製品の美しさを演出することが必須ですので、特にHDでの制作が効果的です。これが、BD制作を開始する大きな要因となりました。今は、CM以外にも、各種プロモーション映像や施設映像、展示会映像などを手掛けています。
顔が見えるサポート「ダイキンのサポートには信頼感がある」
なぜBD制作ソフトにScenarist BD ProfessionalとCINEVISIONを選択したかをお聞きした。
- 野村氏:
- 初めて制作するフォーマットだったのでソフトの選定は手堅く、サポートにもソフトにも信頼感があるものを選びました。Scenaristは、DVD制作で長く使っていて、信頼性が高いことがわかっていました。Scenaristは規格にも厳格で、例えば、お客様からエンコード済みの映像を渡されることがありますが、品質が不十分なためにうまく再生されない可能性がある場合には検知してくれます。ScenaristでオーサリングしたDVDを再生するときに挙動がおかしかったら、プレイヤーの方を疑うくらいに信頼感がありますね。これは、「Scenaristクオリティ」というべきものだと思います。また、ソフトの開発元が海外である場合には、サポートが英語のみの受付だったり、親身でなかったりすることが多いのですが、ダイキンのサポートはもちろん日本語ですし、すぐ返事をくれます。メールだけでなく、電話でもすぐに対応いただけるというのもありがたいです。あらかじめサポートにあたる人と展示会などで会っていたのも心強かったですね。だれがどのようにサポートしてくれるかわかっている安心感というのは導入の大きな決め手になりました。Scenarist BD ProfessionalとCINEVISIONのサポート元が一緒であるというのも大きいです。うまくいかなかった場合に、エンコードとオーサリングのどちらが原因かわからなくても、ダイキンに問い合わせれば原因が一度にわかります。
- 泉谷氏:
- クライアントから「オーサリングはScenaristで」と指定されることもありましたからScenarist BD Professionalの導入は営業的にも効果があると思いますよ。
Javaを活用したインタラクティブなBD-Jコンテンツにも対応

DVDグループ
泉谷 憲司氏
- 泉谷氏:
- BD制作では技術内容によって納期や価格が変動しますので、当社では営業担当と技術担当がペアになってお客様と打合せを行っています。そして、目的や予算に沿ってメニューやシナリオを複数ご提案し、お客様のご希望に最適なコンテンツを決めていきます。CM映像は時間が短いからこそ、映像や音声の美しさが十分に出るように、エンコードの際はビットレートを規定ぎりぎりまで上げて作りこんでいます。また、BD-Jコンテンツの制作ではJavaの知識不足がネックになりがちですが、当社では、Web制作を担当し豊富なJavaスキルを持っているネットワークソリューショングループと連携することで、メニュー周りの制作を行っています。現在、月に1度勉強会を開くなどグループ同士で情報交換を行っています。これからもメディアがどのような形に進化していくかわからないので、どのような状況になっても対応できるように部署でがスムーズに協力しあう環境が必要だと思います。
- ※BD-J BDの拡張機能の一つで、Java言語でソフトウェアを開発し、プレイヤーで再生するための仕様。映像に、インターネットへのアクセス可能なコンテンツやゲームなどを付加できる。また、24bitフルカラーのポップアップメニューに対応しているなどHDMVにはない機能を数多くもつ。
デジタルサイネージの市場拡大に期待
最近街中に次々とデジタルサイネージが設置されている。デジタルサイネージ市場の規模は2010年度では前年比112.3%の伸びを見せ、来年度はさらに上昇すると予測されている。(株式会社富士キメラ総研刊「デジタルサイネージ市場総調査 2011」より)日本ブイ・テイ・アールではこれを商機としてデジタルサイネージコンテンツにも力を入れていく予定だ。
- 野村氏:
- デジタルサイネージは店頭CMや会社の見学案内など、かなり利用範囲は広いと思います。これからどんどん増えてくるでしょう。そして、デジタルサイネージのHD化に合わせてBDによる配給の需要が高まってくると思いますし、実際に広告代理店の方でもそのような動きがあります。BDがデジタルサイネージの配給に適しているのは、操作が簡単だということです。多くの人が使い慣れているメニュー形式ですので、例えば店頭で使用する際でも、年配の方やアルバイトなど、どなたでもお使いいただけます。また、BDはプレスをすればコピーガードがかかるので、映像の流出を防止できるメリットもあります。
- ※BDのコピーガード
BDのコピーガードの代表的なものとしてAACSが挙げられるAdvanced Access Content Systemの頭文字をとったもので、コンピュータ・家電メーカーが結成した団体AACS LAが策定した映像コンテンツのコピープロテクト規格である。コンテンツ保護の観点から、プレスをする際には、AACSに準ずるコピープロテクトをかけることが規格で指定されている。
デジタルサイネージも3D立体視へ
BDA(Blu-ray Disc Association)は2009年末にBlu-ray 3D規格を制定。2010年4月にはBlu-ray 3Dの再生機器が発売された。2010年は3D元年とも言われ、3D立体視に対応した映画やコンテンツが次々とリリースされた。日本ブイ・テイ・アールは3D立体視についてどう捉えているのだろうか。
- 野村氏:
- 問い合わせは増えてきていますね。たとえば、デジタルサイネージで立体視を流せないかといったものです。ただ、現在は眼鏡をつけなければならなかったり、裸眼で見ることが可能なディスプレイであったとしても一定の位置からしか見えなかったりするので、広告として一般的になるのは端から見ても違和感無く見られる裸眼立体視ディスプレイが流通してからでしょう。そこからは3D立体視のデジタルサイネージが増えてくると思うので、今後も立体視制作にはしっかり取り組んでいかなくてはならないと思っています。
映像に関しては「日本ブイ・テイ・アールに持っていけばなんとかなる」と思ってほしい
- 野村氏:
- BDの問い合わせは増えてきており、当社では2011年4月からはBDの担当を2人から3人に増員する予定です。また、今後もデジタルサイネージや立体視について強化してく予定です。当社はいつでも、どんなニーズにでも対応できる「映像業界のコンビニ」を目指しています。お客様には、映像に関することは当社に依頼すればなんとかなると思って欲しいですね。また、当社は発売前の製品のCMなど取り扱いに気をつけなければならないデータを多くお預かりしていますので、情報セキュリティ認証であるISO27001を取得しました。安心してなんでもご相談いただけたらと思っています。

Scenarist BD オーサリングスタジオ風景
取材年月日 2011年2月1日
* 記載されている製品名、会社名は各社の商標もしくは登録商標です。
日本ブイ・テイ・アール株式会社
CMオンエアーコピー、海外フォーマット変換、ハイビジョンコピーなどのメディアトランスファー業務を柱に、ビデオ編集、ビデオコピー、映像配信、エンコード、BD/DVDオーサリングなどの映像加工技術を幅広く提供。新たなメディア、各種フォーマットにもいち早く対応する「映像の総合技術会社」。
- 本社
- 東京都港区東新橋1-3-1第2小田ビル5から7階
- 資本金
- 3,000万円
- WEBサイト
- http://www.nihonvtr.co.jp/













