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株式会社日本トラステック

Scenarist BD Professional導入後、わずか3ヶ月で多種多様なタイトルを制作。 継続した情報発信でさらなるブルーレイビジネスの拡大を目指す。


株式会社日本トラステック(以下、日本トラステック)は、映画・ミュージカル・テレビ・アニメーション・ビデオタイトル等の映像作品を中心に、編集からオーサリング、プレス、パッケージングまでをトータルに提供。DVD登場当初よりオーサリングサービスを開始し、多くの実績を築いてきた。その日本トラステックが2011年1月、満を持してBlu-ray Disc(以下、BD)制作を開始。BDビジネス開始の背景には、DVDからBDへの確実なユーザーニーズの変化とビジネス成功への読みがあった。


取締役 上原 伸治氏

取締役
 上原 伸治氏

上原氏:
当社は、多い月には、100タイトル以上のペースでDVD制作を手掛けています。そのお客様がBDに移ったときに「当社でBDを作れます」と言えるように、あらかじめ安定して制作できる体制を整えておく必要があると思っていました。本格的にBD制作開始に向けて動き出したのは2010年10月です。BDオーサリングツールとしては、Scenarist BD Professional以外は検討しませんでした。プロフェッショナルの使用に耐えられるのはScenaristしかないと思ったからです。

2011年1月、日本トラステックはScenarist BD ProfessionalとScenarist Blu-ray 3D Authoring Add-onを導入。制作開始当初から、Blu-ray 3D規格に対応した制作環境を構築している。


地上デジタルの浸透がきっかけでBD制作を開始

上原氏:
BD制作開始の直接のきっかけは、地上デジタル放送が視聴者に浸透してきたことです。レンタル市場ではまだDVDの方が優勢ですが、今後、地上波放送が完全にデジタルに移行することで、視聴者の目がHD映像に慣れ、レンタル市場もDVDからBDに移行すると思ったのです。また、地上デジタル放送はHDといってもBDより使用できるビットレートが少なく、BDの方が、画質が良くなります。ですので、家で映画を見るのなら、放送番組よりもBDの方がいいということに気づいてもらえると思ったのです。
  • 地上デジタル放送はデジタル方式のテレビ放送であり、2006年12月からほぼ全国で始まっている。2010年12月の調査では、地上デジタルテレビ放送対応受信機の世帯普及率は約95%となっており、テレビ放送は2011年7月24日にすべてデジタル方式に切り替わる予定である。地上デジタル放送の画像はHDだが、そのビットレートは最大24Mbpsであり、最大40 MbpsのBDより画質が落ちることがある。
上原氏:
実際、DVDからBDへの流れは、ゆっくりですが確実に進んできていると思います。アニメなど、ある程度の採算が見込めるジャンルはキー局で放映されれば、放送枠が深夜でもBD化されています。また、マニア向けのもの・グラビアアイドルものなど一定量は必ず売れる、数字の読めるタイトルもBD化してきています。あるマニア向けのタイトルでは、3D収録方法を含め、いろいろとお客様と相談しながら試行錯誤を行っています。

Scenarist BD Professional導入後、わずか3ヶ月で多種多様なタイトルを 制作。他社との協力関係でビジネスの早期立ち上げを実現。

上原氏は、2010年の12月からのダイキンによる技術研修と電話・メールサポートでScenarist BD Professionalの習得からビジネスを立ち上げるまで、わずか1ヶ月ほど。2011年1月初旬にはすでにBD制作を始めていた。現在(2011年4月)までのわずか3ヶ月で、簡単なビデオタイトルからメニュー操作に特徴ある動きを加えたものまでの多種多様なタイトルを制作した。

上原氏:
BD制作開始直後から仕事を回すことができたのは、これまでDVDで培ってきたお客様とのつながりがあったからですね。これからBDを発売して行きたいのだがどうすれば良いだろうといったご相談を受け、当社で準備ができた段階からお客様と共に制作を進めて行く事が出来たのが大きいです。また、映画の公開やBDの発売が多い時期はゴールデンウィークやお正月なので、その前後には、BD制作の締め切りが集中します。そのときに、今までつながりのあったお客様のご紹介で、ご依頼いただくことができました。さらに、そこから新たなお客様とつながりを作っていくことができれば、次も当社に依頼してもらえます。当社はBD制作を始めたばかりなので、仕事を止めずにどんどん回していくことが重要だと思います。本社にあるデザイン部でメニューのデザインを行い、代官山スタジオでエンコード、オーサリングを行います。全体の製作期間は、マスターをいただいてから、概ね1〜2週間です。シリーズものなら前のテンプレートを踏襲できますから結構短期間に作成できます。また、凝ったシナリオのタイトルは仕様を確認しながらテストを繰り返さなくてはならないので、7日ほどかかります。簡単なシナリオから複雑なインターラクティブタイトルまでお客様のご要望に応じたオーサリングを行うことができます。

ハイビジョンプレビュー室風景
ハイビジョンプレビュー室風景


Scenarist BD オーサリングスタジオ風景
Scenarist BD オーサリングスタジオ風景


お客様へのこまめな情報提供でBDのビジネスを提案  「きちんとお客様のメリットが出るようにしたい」

日本トラステックは今後のBDビジネスをどのように拡げていくつもりなのかをお聞きした。

上原氏:
今後も積極的にBDの付加価値である高画質や立体視をアピールしていくつもりです。BD制作をしたことないお客様にもどんどん声をかけています。立体視については、お客様にスタジオに来ていただいて、当社が作った立体視映像を見ながら、立体視がどういうものなのか、何ができるのかを理解していただいています。また、立体視映像を制作するためには収録が大変重要ですので、当社からカメラマンをご紹介するようなお手伝いもしていますし、スマートフォンの立体視なども機材や環境をご用意できるように準備しています。BDを作りたいと思ったときに当社に声がかかるように、常に情報発信をしてお客様との関係を継続していくことが重要だと思っています。BDについては、機材はどこのスタジオにも負けない最高のものを取り揃えていますし、テストにもいくらでもお付き合いするつもりです。BD制作会社としては、他の会社より遅く参入したので、その分、お付き合いいただけるお客様にはきちんとメリットが出るようにしたいですね。

取材年月日 2011年4月18日
* 記載されている製品名、会社名は各社の商標もしくは登録商標です。

株式会社日本トラステック

編集からオーサリング、プレス、商品化サポート(ディスク・印刷物のセット、シュリンク包装等)まで、映画・テレビ・アニメーション等を中心に映像作品制作のトータルサービスを提供。

本社
東京都渋谷区東 2-23-3 2F
資本金
2500万円
WEBサイト
http://trustech.co.jp/