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Users' Cases
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TSUTAYAの社内コンテンツを制作、DVD-VIDEOのアイディア満載。
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株式会社 蔦屋電子出版
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所在地:京都府京都市右京区山ノ内荒木町23
TEL:075-321-8648
FAX:075-321-4409
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いまやビデオレンタルショップの代名詞となっているTSUTAYA。
現在、全国でおよそ950店舗をフランチャイズ・チェーン展開している。(2000年3月現在)その母体はCULTURE CONVENIENCE CLUB(CCC=カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株))。いまやビデオレンタルだけに止まらず、ネットビジネスへの進出など最先端の情報流通を目指す一大情報企業だ。ここではDVDの活用も活発で、社内における様々な情報、マニュアルなどはDVDでも配信・流通されている。
(株)蔦屋電子出版は、CCC100%出資によるコンテンツ制作会社。現在TSUTAYAにおける社内向けの DVDコンテンツを一挙に手掛けるプロダクションだ。
■TSUTAYAの社内向けDVDソフトを制作
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松村プロデューサー(右)と
次世代DVDオーサリングを手掛ける西澤氏(左) |
同社のプロデューサー松村忠佳氏は、現社長の青木洋一氏とともに、もともと京都で映像プロダクションを営んでいたが、CCCの映像制作等を手掛けるうちに、専任プロダクションとしてCCC傘下へ参入、以来TSUTAYAにおける映像コンテンツを専門に手掛け、現在、東京にも事務所兼編集スタジオがある。
TSUTAYAでは以前から社内向けの情報流通をVIDEO-CD、CD-Iなどのメディアによって試みてきた。 DVDもその流れの一貫としてたどり着いたニューメディアだ。
蔦屋電子出版でのDVD制作は、現在すべて自社内で行われ、企画・制作から撮影、編集、オーサリング…プリマスタリングと一貫した制作体制を取っている。
「昨年の夏以前は、次世代DVDオーサリングは外注に出していたんですが、様々な効率面などを考えて、昨年(99年) 8月にダイキン工業の「Scenarist NT」を導入し、99年10月のタイトルから完全に内制化しています。
現在は主に、TSUTAYAのアルバイトスタッフ教育用マニュアル、店舗運営方針ビデオ、社内報といったものを DVDで制作しています。TSUTAYAの各店舗でのマニュアル、例えばアルバイトスタッフ用の教育マニュアルなど、各店舗にあるスタッフルームに全てDVDプレーヤーが設置されており、そこで各自がDVDを見ながら教育を受けることができます。アルバイトスタッフの出入りも多いので、基本的な教育は社員行うよりDVDを使った方が効率的だからです。」(松村プロデューサー)そうしたCCCでの実績を生かして、他社のDVD制作も手掛けるようになっている。
■長年のオーサリング技術の蓄積でアイディアも豊富
社内にはリニア編集室(東京にはノンリニア編集機もある)そこに隣接するDVD制作室にでは、オーサリングシステムとして「Scenarist NT」が、またエンコーダーは三菱電機の「EN-1000D」が導入されている。
「Scenarist NTは、以前の外注先が使用していたこともありますが、やはり実績と安心感から選びました。また他社製品がプラグインなどのオプションに費用がかかるのに比べ、Scenarist NTは最初からフルスペックで使えること、言い換えれば、それだけでDVD-VIDEOとしてのハードルを全て越えられることが魅力ですね。」(松村プロデューサー)
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| 民生用のDVDプレイヤーのリモコン操作で
パスワードを入力できる |
同社ではVIDEO-CD時代からの蓄積により、オーサリングに関する技術、ノウハウは豊富だ。さらにDVD-VIDEOの領域ではすでに多くの新しいアイディアが試されている。
ここで実際にDVDの制作を手掛ける西澤 衛氏の着眼点は実に興味深い。「DVD-VIDEO規格ではリージョンコードなど世界規格的なパスがあるとしても、弱点の一つに個々の情報に対しての機密性の保持が弱いという点があります。そこで思いついたアイディアとしてパスワードがあります。これもDVD-VIDEOの機能だけでできるんですが、特にパソコンなどを使わなくても、条件分岐ができるマルチラインコマンドを利用して、一般のDVDプレーヤーのリモコン操作でパスワードを入力します。教育マニュアル系のソフトは機密保持のため、毎月パスワードを変えて制作し、これを入力しないと中身を見ることは出来ません。またCD-ROM的な効果として、インタラクティブ性を実現したクイズ形式の設問など市販のDVD-VIDEOでもやっていないことを採用しています。」(西澤氏)パソコンではない一般の民生プレーヤーで可能なこうした部分のアイディアは、今後多くのプロダクションにもDVD制作の魅力を引きつける要素となるはずだ。
■インパクトのあるタイトルを作る先駆的存在を目指し
西澤氏も元々は映像エディターから出発したようだ。「もともとは映像編集から始めて、本格的にオーサリングを手掛けたのはVIDEO-CDのときが最初でした。オーサリングでは、ビデオ編集と同じくデータをタイムコードで管理しますから、編集出身者には優位な技術だと思います。実際メニューパターンや階層構造、ROMの技術などはDVD制作にとって付随するものでしかないと思います。またオーサリングシステムの操作についても、ダイキン工業さんの2日間のセミナーでオーサリングに関する基本的な技術は習得できます。また素材編集からエンコーディング、そしてオーサリングやプリマスタリングにしても、分業作業ではなく一貫して見れる人がいることも質の高い作品を作り出せる条件だと思います。」(西澤氏)
蔦屋電子出版では現在4名がDVD制作にあたっているが、この規模の会社でも優位性を見出せる魅力的なメディアであることを認識し、コンテンツ制作においても更なる進化を目指している。
「最近は他社の作品は見ないようにしてるんですよ。影響を受けすぎて独自の発想が出にくくなるので。次世代DVDオーサリングは発想次第で面白いアイディアがもっと盛り込める可能性のあるメディアだと思います。今後の目標としては、やはりアッと驚くタイトルを作る先導的な存在になりたいですね。」(西澤氏)
現在市販されているDVDタイトルには、まだ驚嘆するようなアイディアが盛り込まれているものは数少ないが、こうした先駆的なアイディアを持ってDVD制作を行うプロダクションが数多く現れることで、新たなDVDの市場が生まれ、活性化されることは業界全体のモチベーションアップにもつながるだろう。
VIDEO JOURNAL / 2000年4月5日 No.987 インタビュー記事より転載
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