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ミヤギテレビ
Users' Cases
CG制作の質向上と効率化・局間の素材共有化にも有効
ミヤギテレビ
(株)宮城テレビ放送(略称MMT・仙台市宮城野区)は、ダイキン工業が取り扱うアビッド製ウィンドウズNTベースのCG制作ツール「ソフトイマージ3D」 を三月に採用した。 同局は1970年に開局、10月1日で開局30周年を迎えた。'94年から5年連続で仙台地区における 年間視聴率トップの座を維持しているが、好調な要因のひとつは自社制作番組に力を入れてきたことだ。 '95年4月に、夕方のワイド情報番組「OH!バンデス」(月〜金曜日16時54分から19時)を、2年前の10月からは朝の情報番組 「あッ!晴れテレビ」(月〜金曜日5時54分から7時)をそれぞれスタートさせ、今では地域の情報番組としてすっかり定着している。
ミヤギテレビ
シンボルキャラクター
「MiTe(ミテ)」
ソフトイマージを導入したのは、これらの番組を含む自社制作番組で三次元の動画を使用したい という制作側の要望が多くなり、そのクオリティーの向上とCG制作の効率化を図るのが目的だった。 ソフトイマージでは、これまでに「あッ!晴れテレビ」のキャラクター、「あッ!晴れ君」や「みちのく亭仙台寄席」(毎週土曜日18時25分〜30分) のキャラクター「みちのく亭 杜太郎」などを制作し放送している。
また、開局30周年を記念して作られたキャラクター「ミテ」のイメージが高視聴率を支える要因にもなっている。
現在この3次元アニメーションの制作に取り組んでおり、平面のキャラクターが立体的な動きになるのも間近だ。
井上 雅仁氏
同局は番組制作におけるCGの重要性を先取りしCG部門を9年前に設置、以来、 自社制作の番組にテロップを含むCGを活用してきた。CG部門を当初から担当する技術局制作技術部主事補の井上雅仁氏は 「制作部門の要望を具体的に表現できることと『ミテ』を三次元化し、キャラクターに動きを持たせたかった。 ソフトイマージを採用したのは、まずは標準になりうるソフトを選定するのがベターであると考えた。 NTベースになって価格が下がったこと、日本テレビをはじめとする系列局でも導入していることなどの理由がある。 近い将来は系列間でのCG素材データの共有化も考えられ、その場合同じツールであれば、データのやりとりも有効 になると考えた」と話す。
また、「ダイキン工業からは、DVDやバーチャルセット、 リアルタイム・プロダクションシステムのフィルム・ボックスなど映像制作のトータルソリューションを提案してもらったこともあり、 放送だけではない展開に発展した場合にも優位であると考えた。 フィルム・ボックスが導入できれば、リアルタイム・キャラクターアニメーションの展開にも持っていける」とも述べている。
使い勝手としては、「最初はメニューのボリュームがありすぎて不安もあったが、ダイキン工業のサポートもあり、 二週間ほどで使いこなせるようになった。ベーシックな機能だけでも十分に役割を果たせる。今後も番組用素材を随時作っていく。 『ミテ』については、現在の平面のイメージを崩さずに三次元化させることが課題」(井上氏)と話している。
同局は5年前に放送設備をリニューアルした際、アビッドのサーバーを利用したDNGのネットワークシステムを導入。 当時は、放送局としてニュース制作や番組制作・送出にいち早くノンリニアを採用したことで、脚光を浴びた。現在でも当時の設備がフル稼働し続けている。 同設備はすでに国内外から約二百を超え る企業が見学に訪れたという。
今後はデジタル放送へ対応していくことが放送局にとっての課題となるが、技術局次長兼制作技術部長の尾張廣氏は 「番組制作設備全体のデジタル化は当面、アナログ機器の更新時期に一つひとつ対応させていく。CGの分野は今後、 ハードとソフトが更に進歩して高機能化するものと考えられるが、これをどのように番組制作に活用して行くかがキーだ。 バーチャルセットの活用等も考えられ、運用面ではフィルム・ボックス・ブロードキャストによるCGのセンターとすることで、 どこからでもデータを引き出すことができるようにした、放送システムとの統合を図ることも考えていきたい」と話す。
「みちのく亭 杜太郎」
毎週土曜日午後6時25分〜30分放送
「あッ!晴れくん」
「あッ!晴れテレビ」のキャラクター。
月〜金曜 朝5時54分から放送
映像新聞:2000年8月14日号より
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