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ユーザー事例

サイバーステップ株式会社

日々継続するゲーム開発、グローバル配給に対応したコンテンツバリエーションの増加、Webコンテンツとの連携…。
オンラインゲーム開発で顕著なデータ管理の煩雑さを解消し、人に優しいゲーム開発環境を実現。

お客様のプロフィール

サイバーステップ株式会社

サイバーステップ株式会社(以下、サイバーステップ)は2000年に創立、その年の8月に最初のオンラインゲームタイトル「GetAmped」をリリースして以来、急成長を続け、2006年には東証マザーズ 上場を果たした世界的に成功している大手オンラインゲーム会社だ。「世界中を楽しくするエンターテイメントを世に送り出す」という信念の元に、日本国内で「GetAmped」「GetAmped2」「鋼鉄戦記C21」「CosmicBreak」の4タイトルのゲーム運営を行うと同時に、15カ国及び地域(2009年4月現在)にゲームを配給している。ローカライズの必要があるため、日々扱うデータ量は膨大だ。さらにオンラインゲームは毎日のように更新があり、データ量はますます増大していく。膨大なデータを扱っていく中で、データ管理ツールとしてAlienbrainを導入した経緯をお伺いした。

デジタルアセットマネジメント Alienbrain 製品情報

導入前の状況 : 煩雑なデータ管理に危機感を抱いていた。

お話をお伺いしたのは、渡邊寛太氏。ゲーム開発環境のプロデュースを行っている。ゲーム開発に長年携わった経験から、従来のデータ管理の方法に危機感を覚えていた渡邊氏は、ゲーム開発におけるデータ管理の重要性を強調する。

運営グループ アジアサービスチーフ 渡邊 寛太 氏
運営グループ
アジアサービスチーフ

渡邊 寛太 氏

渡邊氏:
Alienbrain導入前のデータ管理はかなり煩雑でした。デザイナーはファイル名のつけ方やファイルサーバーでのフォルダ分けを各々の方法で行っていたため、本人以外はデータの場所がわからない、どのデータが最新かわからない、という状態でした。バージョン管理ツールを導入してはいたのですが、デザイナーが使うには操作が難しく、誤操作によるトラブルへの恐怖や、大容量のデザインデータを扱うにはレスポンスが遅かったことから、プログラマーの使用にとどまっていました。

データの置き場所はファイルサーバーに一元化しても、最新データをスムーズに共有できる仕組みが無ければ意味が無い。その結果、帰宅後や休日であってもデータ一つを探すために会社に呼び出される場合もあったという。

渡邊氏:
さらに、データを作成した本人であっても、ファイル名の付け方が一定していないために、データを見失う、どれが最新のデータかわからなくなる、ということが発生しだしました。デザインデータは、1つの元データに対して、データ形式違いや色違い、サイズ違いなど様々なバリエーションが作成されます。デザイナーはそのたびにファイル名やフォルダ分けでデータを管理していましたが、バリエーションの多さ、更新頻度の多さから、従来のデータ管理ではもはや限界にきていました。

「最新版」という名前のフォルダが本当に「最新」なのか、元データを更新した場合にそれに関係したバナーデータはどれなのか、データを作った本人でさえわからなくなってきていた。

渡邊氏:
また、当社ではオンラインゲームを多くの国に配給しているため、各々のリージョン向けにローカライズ(バリエーション作成)が必要になります。以前は、更新する元データをリージョン別にコピーをしてから変更を行っていました。そのため、元データに間違いがあった場合は、各リージョンのデータをいちいち直す必要がありました。さらに、更新のたびにファイル名が変わったため、元データが何処に対応しているかわからなくなり、ローカライズが完了したかどうかの確証もとれなくなり、データがどんどん壊れていくという事態も予測されました。

導入に向けて : 2タイトル同時リリースを控え、開発はピークに。
データ消失等のトラブルや作業効率の低下は許されなかった。

サイバーステップのAlienbrain導入は2008年10月。11月「GetAmped2」、12月「CosmicBreak」と連続したタイトルリリースを控え、制作作業がピークを迎えようとしていた。あえてこのタイミングでAlienbrainの導入を決めた要因を、渡邊氏はこう振り返る。

渡邊氏:
Alienbrainの導入検討を開始したのは、これから開発のピークを迎えようとしている時期でした。この時期は短期間で多くのアウトプットが求められ、一つのミスがプロジェクトに極めて大きな影響与えることになります。たとえばフォルダを一つ間違えて消してしまったら、それで納期が守れなくなる可能性もあるくらいでした。納期が守れないということは、機会損失、会社の信用の失墜、社員のモチベーションの低下が起こるということです。納期遅れの要因になるデータ消失や、データ管理時間の増加はどうあっても避けなくてはなりませんでした。そのために、データをすぐ探せる、データが無くならない、すぐに誰でも使えるデータ管理システムが必要だったのです。これらの条件を満たすシステムはAlienbrainだけでした。

「CosmicBreak」と「Getamped2」
ほぼ同時リリースとなった「CosmicBreak」と「Getamped2」現在では双方とも人気タイトルとなっている。

導入の経緯 : 「まず使ってみる」ことですぐに便利さを実感。

Alienbrainにターゲットを定めた渡邊氏は評価版を導入しテスト運用を開始した。Alienbrainがデザイナーに受け入れられるか、導入して本当に効果があがるのかを見極めるのが狙いだ。

渡邊氏:
Alienbrainの導入効果を見極めるために、期限をきってデザイナーに実際にAlienbrainを使ってもらいました。その結果、デザイナーにはすぐ便利さを実感してもらうことができました。Alienbrainはインターフェースが非常に使いやすいため、直感的に操作することができますし、CGソフト上で従来通りに保存するだけでデータの一元管理が行えますので、抵抗なく制作ワークフローに組み込むことができました。テスト期間が終わる頃には、デザイナーから「もうAlienbrain無しの開発は考えられない!」という意見が出てくるほどでした。「だれでも」「簡単に」使うことができるということには大きな意味があると思います。どんな効果のあるソフトウェアでも使用者が便利さを理解し、簡単に活用できなければ意味がありません。そういう意味でも、Alienbrainは大変優秀だと思います。今でも運用ルールはA4一枚で済んでいます。

導入効果 : Alienbrainは人に優しい。安心とコスト削減が実現。

デザイナーからも絶大な支持を受けているAlienbrain。実際に運用していく中で、どのようなメリットを実感されたのかをお伺いした。

渡邊氏:
データ管理を安心して行えるようになりました。常に最新バージョンだけを表示することができるので、間違ったデータを使うことが無くなりました。また、データの処理に履歴が付くので、データ消失などの事故が無くなり、のびのびと制作に集中できるようになりました。データ処理の効率も向上しました。どんなに加工データのバリエーションを増やしても、元データが更新されたときに間違えずに最新バージョンを加工データに反映することができます。

Alienbrainのバージョン管理機能はWeb制作の効率化にも効果を発揮。ファイル名を変更することなくデータの修正履歴が管理されているので、ソースコードを書き換えなくても、最新データをWebデザインに反映することができる。以前のデータに戻すことも簡単に行える。

渡邊氏:
Alienbrainを活用することで、とりあえず仮のデザインパーツを組み合わせてWebページを作成し、順次データを更新しながら完成させていくことができるようになりました。各デザイナーは全体イメージを把握しながら制作を行えますし、どのパーツが最終デザインになっているかを容易に把握することができますので、進捗管理も非常に楽になりました。Alienbrainは更新が頻繁なWeb制作に非常に適していると思います。また、更新履歴が全て残っているので、全体を前の状態にすぐに戻すことができます。一つ前の方がよかったということは良くあることなので、大変助かっています。Webページで使われている何百というのファイルの中でどこをどう変えたかを人手で管理することは困難です。全面リニューアルなど大掛かりな作業をしようと思ったら、データ管理のために人を雇わなくてはならないくらいです。

Alienbrain


Alienbrainはグラフィックデータを含めた全てのデータの履歴を自動的に管理。データ管理者のヒューマンエラーも防ぐことができる。この特長は、人件費のコスト削減にも大きな効果を発揮している。

渡邊氏:
Alienbrainの導入により、データを探している間にも払われている人件費を大幅に節約することができました。たとえば、1日30分データを探すために費やした場合、一ヶ月で15時間、それが20人いれば300時間、年単位で考えると何百万円という人件費がデータ探しに使われていることになります。こんなにもったいないことはありません。あまり表には出ませんが、このような人件費の増大は確実に制作コストの肥大化につながります。
しかし、Alienbrainがあれば、そのような時間はなくなります。また、以前は、あるデザインデータが欲しくなったときには、そのデータを作ったデザイナーにいちいち頼まなくてはなりませんでした。そのため、そのデザイナーが昼食に行っている、ちょっと中座している、というだけですぐに作業が止まってしまいました。今は、データを作ったデザイナー本人がいなくとも、欲しいときに欲しいデータを自分で取得することができます。仕事がぶつ切りになることによる、ミスの誘発も防止できます。Alienbrainを導入したことで、大変時間効率が上がりました。
渡邊氏:
Alienbrainのいいところは総じて言うと、人に優しいところだと思います。簡単なインターフェースでデータ消失に怯えることなく、デザイナーにもプログラマーにも手間をかけることなく、安心してゲームを制作することができる。私は、肥大化したゲーム開発現場で一番足りないものは優しさだと思います。卓越した技術、膨大な開発費、長大な開発期間はあっても、なかなか安心してゲームを制作するための環境を作るという優しさがありませんでした。「Alienbrainは人に優しい」というのは、Alienbrainを使っている人はみんな納得していることだと思います。

今後の展望 : Alienbrainで安全に海外マーケットデータの更新も行っていきたい。

Alienbrainは、マーケティンググループがマーケット情報を管理するためにも使われている。

渡邊 寛太 氏

渡邊氏:
現在マーケティンググループもAlienbrainを使っています。毎日大量のマーケットデータ扱っているため、Alienbrainはありがたいです。出張で急いでいるときも差分だけコピーしていくことができるので、すぐに出発できます。また、Alienbrainによるデータの受け渡しは安全なので、これからは海外からもリアルタイムでマーケットデータを更新できるようになるとよいですね。現在私が所属している部署はアジア地域でのAlienbrainの導入を進めています。4月には2名追加で5名となり、ブラジル、タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシアなど全15カ国に快適なゲーム制作環境をどんどん普及させていく予定です。高い品質のゲームを制作するために、Alienbrainは欠かせないパートナーです。今後も私たちはAlienbrainの優しさに触れながら日々の開発に携わっていけたらな、と思っています。

データの置き場所はファイルサーバーに一元化しても、最新データをスムーズに共有できる仕組みが無ければ意味が無い。その結果、帰宅後や休日であってもデータ一つを探すために会社に呼び出される場合もあったという。


取材年月日 2009年4月5日
* 記載されている製品名、会社名は各社の商標もしくは登録商標です。

サイバーステップ株式会社

本社
東京都渋谷区笹塚1-48-3 住友不動産笹塚太陽ビル
資本金
3億3489万5千円
事業内容
ネットワーク・エンターテインメントソフトウェアの開発
分散ネットワークライブラリ、3Dグラフィックエンジンの研究開発
WEBサイト
http://www.cyberstep.com/

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