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関西ペイント株式会社

Users' Cases ネットワーク管理・監視 PNDDA(旧名 IND)
全国100拠点を結ぶネットワークシステムをINDで一元管理。
トラブル対応からプランニング、セキュリティ対策まで、
多岐にわたる管理業務を効率化。

関西ペイント株式会社

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プロフィール
関西ペイント株式会社は、原料に油脂をまったく含まないラッカーの開発に国内で初めて成功し、塗料を化学工業へ高めた草分け的存在。自動車用塗料をはじめ、工業用塗料、建築用塗料、鉄構・船舶用塗料など、幅広い分野で画期的な製品を発表し続ける、日本の塗料メーカーを代表する企業。
創業:1918年
資本金:256億5890万円
従業員数:2547人


関西ペイントでは、全社約100拠点にまたがるネットワークをINDで一元管理。
トラブルシューティングを大幅に効率化すると共に、INDの豊富な監視機能を使い、プランニング、セキュリティ、リソース管理などINDの導入を進め、現在も全社のネットワーク管理に携わられるSP研究所部長研究員 信藤健一氏に、運用状況・導入効果等をお伺いした。

導入の経緯について


SP研究所部長研究員 信藤健一氏 当社の技術部門では、87年頃から設計・開発システムのネットワークを構築していましたが、90年代半ば以降、急激にネットワークが拡大。部分的な変更・拡張を繰り返す中で、誰も全体を把握できないという状況にありました。当時はリピータでネットワークを構築していたため、一箇所のトラブルが全体に影響し、障害箇所の特定にも困る状況でした。また、96年頃から営業所や関連会社にもPCやスイッチの導入が進んだこともあり、それらを効率よく管理するためのツールが必須な状況になっていました。

IND以外のツールやネットワーク管理のアウトソーシングも検討しましたが、専任のネットワーク管理者をおけない状況で、構築と操作に専門的なスキルが要求されるツールの導入は困難。導入時はカスタマイズが必要でしたから、コスト的にも当社の要求に合いませんでした。アウトソーシングも平塚地区だけで年間数千万円かかることから、コストと運用面双方でINDが最適と判断しました。

導入前にはテスト機を借りて評価しましたが、INDをネットワークに接続すると勝手にネットワーク図ができていくのが、まず驚きでした。それまでは、ネットワークの構成すらわからなかったのですから。

―― INDはソフトとハードをインテグレートした、オール・イン・ワンパッケージ。INDをネットワークに接続すると自動的にポートレベルの接続状況までを反映した構成図が生成されるので、最新のネットワーク構成を即座に確認することができる。さらに、デバイスやトラフィックの状況をマップ上で表示するので、障害発生箇所をピンポイントで把握できる。

運用状況について


まず99年に平塚事業所で運用を開始し、その後、平塚事業所から関東エリア全域に管理対象を拡大。さらに、西日本エリアを尼崎事業所から管理するようになりました。
現在は、6事業所、営業所、関連会社を含む全国約100拠点がATMで統合されており、それらを平塚事業所から一元管理しています。ルータ・スイッチングハブ・PC・ファイルサーバー・DBサーバーなど、管理対象は約4300ノードあります。INDの管理画面は尼崎事業所にあるシステム管理部門と6事業所の担当者にも公開しています。
INDはクライアント側に特定のソフトはいらないので、IDを登録するだけでブラウザを使ってどこからでもアクセスできます。複数拠点間で活用する際に便利です。

トラフィックやデバイスのステータスが構成図上で一目でわかりますので、障害発生時にはINDの管理画面をお互いに見ながら、現地の管理者に的確な指示が行えます。事業所の担当者は専任でなくネットワークスキルはありませんが、スムーズに運用できています。
また、サーバー室の構成を変更した場合でも、起動していないサーバーはマップ上で赤色表示されるので一目でわかりますし、ネットワーク工事の場合でも、作業が終わったところからリアルタイムでマップができていくので、工事の進捗や作業のチェックが行えます。

表:関西ペイント株式会社におけるIND導入状況
―― INDは管理者の作業場所を選ばないWebベースのシステム。障害が発生しても、今いる場所からWebブラウザを通して即座に対処することができる。また、拠点をまたがって管理情報を共有できるので、担当者間の連携もスムーズに行うことができる。
関西ペイント株式会社のネットワーク概念図

ネットワーク構成を階層構造で把握できるのも便利です。マップを表示すれば、どのフロアのどの部屋にどんなPCが何台あるかまでがわかります。バーチャルLANの導入でIPアドレスを割り当て直す際でも、まず各建屋の各部署ごとに割り当ててあるIPアドレスをINDで一覧表示し、机上で新規に割り当て直してから一斉に作業をすることができました。平塚事業所のIPアドレスを人手で調べると数日かかりますが、INDを使えば瞬時に確認できます。また、全社で標準化している以外の機種を洗い出したり、メンテナンスの際に対象の機種の設置場所を調べるなど、日常の管理業務で幅広く活用しています。

機器の追加や移動、削除といったネットワーク構成の変更履歴が確認できますので、PCの持出しや個人PCの持ち込みをチェックできます。また、PCにRASの設定をしている場合、セキュリティホールになってしまいますが、RASが発見されるとINDから通知が来るので即座に対処できます。DBサーバーに集中してアクセスされた場合がありましたが、INDでアクセス経路をたどり、どのPCからアクセスがあったかを突きとめることができました。このようにINDでは、構成や運用での『ネットワークシステムの使われ方』を詳細にモニタリングできますのでセキュリティ対策に活用することができます。

―― INDは障害の検出だけではなく、ユーザーの接続機種や接続方法、稼働状況など、ネットワークシステムがどのように使われているかを幅広く把握することができる。これにより、日常のメンテナンスや障害の予防、セキュリティ対策など、ネットワーク管理業務のさまざまな局面に活用することができる。
ネットワーク構成表示画面
ネットワーク構成表示画面
トラフィック性能表示画面
トラフィック性能表示画面
※画面をクリックすると、拡大画像がご覧いただけます


導入効果


INDの導入で、ネットワーク管理業務は大幅に効率化しました。96年に営業所や関連会社にPCを導入し始めた当初の約1000ノードから現在の約4300ノードまで、ネットワーク規模・エリアが拡大し構成が複雑化している中で、当時と変わらない人員で管理ができています。ネットワーク管理業務の多くは障害対応が占めますが、従来はPingを飛ばしたり電話で状況を聞きながら対応していましたが、今は障害箇所の特定が瞬時にできますので、1件あたりの対応時間を大幅に短縮できています。障害発生時は携帯電話かe-mailによって自動的に管理者に連絡が入りますので、素早く対応を開始することができます。また、スイッチングハブのポートに勝手にハブをつなぎ、たくさんの機器を接続しているユーザーがよくいます。スイッチングハブの特定のポートへのトラフィック集中を検出し、負荷の少ないポートに振り分けてもらうなどの対処をユーザーに依頼することで、通信速度の低下やトラブルの発生を未然に防止しています。

ポートレベルでの接続状況までを反映した構成図が常に最新の状態で得られますので、ネットワーク構成の変更などの検討も効率化しています。また、どの回線がどれだけ混んでいるかを定量的なデータで把握できますので、的確な増強計画をたてることができます。WAN回線のトラフィックも把握できますので、現在の通信量に対し適正な回線規模を選択することで余分なコストをおさえることができます。

部署ごとに保有している機器が一覧で把握できる上、コンピュータについては使用時間の実績がわかりますので、部門からの追加要求に対してその必要性を、利用度を加味して検討できます。利用時間が極端に低いPCは違う部署に移動することで、資産の有効活用が図れます。


将来展望について


当社ではさまざまな関連会社や系列会社がネットワークを活用するようになっています。
今後は監視機能をもっと活用し、セキュリティ面でさらにINDを活用していきたいですね。


※INDは取材時点でのPNDDAの旧名称です。文中は旧名称のままとなっています。
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