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Users' Cases ワークロード管理ソフトウェア PBS Professional
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衝突解析用クラスタシステムをPBS Professional とWebLauncherで構築。選定理由は、価格、機能、そして、ダイキンの構築技術と運用サポートによる早期立上げと安心運用。
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富士重工業株式会社
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富士重工業株式会社は、ワールドワイドに認められたスバル4WD技術に代表される自動車部門をはじめ、航空宇宙カンパニー、産業機器カンパニー、エコテクノロジーカンパニーなど、総合輸送機器メーカーとして幅広いフィールドで活躍している。
設立:1953年
資本金:153,795百万円(2006年6月末日現在)
従業員:14,189人(2006年6月末日現在)
売上高:976,143百万円(2006年3月期)
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衝突安全性をはじめとした品質向上や不具合の削減が大きなテーマとなっている自動車開発では、CAEの役割が益々大きくなっている。富士重工業も組織改変やCAE技術者の増強、ITインフラの整備などを進め、製品開発の効率化と品質向上に邁進している。この流れを加速すべく2006年7月、衝突解析用のクラスタシステムが稼働を開始した。
■衝突解析用クラスタシステムを増強し、衝突安全性の追求を加速


スバル技術本部 CAE部
主事 井上 秀彦氏

業界の技術動向やIT関連情報をウォッチするとともに、技術部門の要望を集約し具現化を図る。CAEシステムのプランニング、運用管理、ユーザー支援など、その業務は多岐にわたる。
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「車種開発におけるCAEの役割は益々重要になり、CAE無くして開発業務は回らなくなっています。特に、最近注目されている衝突安全性において、衝突解析が開発に寄与する部分は非常に大きいものがあります。解析精度を上げるとともに、様々な方向で衝突しても乗員の安全性を確保できるように検討内容を幅広くしたり、実験で見られなかった部分をCAEでチェックすることで万全を期するといった品質向上への取り組みが、費用削減や開発期間短縮とともに重要になっているのです。」
「このような解析処理量の大幅な増大に対応するために、解析技術者の増強やITインフラの整備を進めてきました。その一環として、この度、衝突解析用の新クラスタシステムを増強することになりました。」
- ―― 2006年7月、衝突解析用として、従来システムに加えて、新たにLinuxクラスタシステムを構築。そのジョブ管理ソフトにPBS Professional(以下、PBS)、ジョブ投入・監視ソフトにWebLauncherが採用された。
「新システムの構築にあたり、ジョブ運用・管理ソフト費用の低減が課題となりました。ハードウェア価格が年々低下するのに対し、ジョブ運用・管理ソフト費用が据え置きでは、今後のCPU増加の際に費用負担が重荷になります。衝突解析はもちろん振動解析や流体解析の強化も図っていく予定ですので、今回のシステム構築を機に、従来システムでの使用機能を確保し、より安価なジョブ運用・管理ソフトで構築できないか、検討を行いました。」
「そこで、以前からシステム構築と運用サポートで実績のあったダイキン工業に新システムの構築を相談したところ、ジョブ管理ソフトとして提案されたのがPBSだったのです。」
■PBSは並列ツールとの親和性が高く、CAEに適している
- ―― 富士重工業から示された条件は、費用を大幅に抑えつつ、従来システムのジョブ運用・管理環境を実現できること。PBSはこれらの条件を満たす上、各種並列ツールとの親和性が高く、よりCAE環境に適したソフトである。
「PBSは当社で使用している衝突解析ソフトの並列ツールとの親和性も高く、特別な設定をしなくても並列ジョブ実行ができます。また、並列ツール側にPBS用オプションを設定しておくことで、ジョブ情報としてCPU時間も正確に取得できます。
今後、衝突解析以外でも、並列処理は増えていくと想定されますが、その意味で並列処理と相性が良いという点は魅力です。」
- ―― PBSは、ジョブ情報等をパラメータ=バリューという、扱いやすい形式で提供。表示画面のデザイン変更など、ユーザーにてカスタマイズが可能だ。
「当社ではノードごとにジョブを管理しており、ノード別のジョブ実行状況をリアルタイムで確認したり、1週間でのノードごとの負荷平均を確認し、システム運用に役立てています。以前は苦労して作り込んでもらったこのような設定も、PBSでは簡単になっています。」
■システム運用イメージ

ジョブ投入はWebベースのGUIであるWebLauncherから実行される。PBSクラスタのノード群が開発車種ごとに割り振られており、ジョブ投入時に車種を指定するキーワードを付加することで、自動的に所定のノード群の中でジョブが割り振られる。実行ファイルは計算サーバーに自動転送され、計算終了通知を受けて、結果データのダウンロードもWebLauncherから簡単に実行できる。
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■最大の選定理由は、高品質で行き届いたダイキン工業の運用サポート
- ―― 価格、機能ともに十分なPBS。しかし、導入決定の最大の理由は、実は、ダイキン工業のシステム構築力と運用サポートにあった。
「機能や価格以上に、サポートがいかにしっかりしているかということが導入の際の判断基準として重視しました。ジョブ運用・管理ソフトはユーザーにとってのインタフェースですから、トラブルが発生すると一々CPUの空きを調べてジョブを割当てなければならず、仕事になりません。ハードウェアやOSと同じくらい重要です。」
「ダイキン工業は、研究開発分野でのシステム構築経験が豊富で、これまでのお付き合いの中でもサポートには大変満足していました。問題が起こった場合、ダイキン工業のサポートスタッフに連絡すると即座に回答してもらえます。さらに、当社システムを熟知されているので、きめ細かな対応やこちらが見つからないところにも目を向けてアドバイスしてもらえます。サポート重視の姿勢は一貫しているので、安心感があります。」
- ―― 新システムは納入から2週間弱という異例の早さで運用を開始し、本格稼働を実現。HWベンダーとダイキン工業の連携による大きな成果だ。
「新システムには、ユーザーがスムーズに移行できるように、従来システムの操作性をうまく反映する必要がありました。ですので、ユーザー側と予算部門の双方から、『せっかく今まで作り込んだ技術を生かしてもらいたい。そのためにも、新システム構築には是非ともダイキン工業に入ってもらいたい』という要望がでました。ダイキン工業抜きに、ここまでの短期立上げ・安定稼働はできなかったでしょうし、ダイキン工業からの提案がなかったら、PBSの採用自体も難しかったかもしれません。」
■PBS Professionalの導入効果
- 費用削減
- 並列ジョブ運用管理の簡素化
- ジョブ稼働情報の取得・表示加工が容易
- システム構築・立上げの短期化
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■今後はジョブ管理ソフトをPBSに一本化。さらに、グリッドコンピューティングの可能性を検討
「2種類のジョブ管理ソフトが混在しているので、今後、PBSに一本化していきたいと考えています。現在、一般ユーザーにとってはジョブ管理ソフトの違いを意識することなく使えるようにダイキン工業にシステム化してもらっていますが、一本化した方が、当然、効率的に運用管理できますので。」
「また、グリッドコンピューティングの実用化についても動向をウォッチし、準備すべきものはしていきたいと考えています。その際も、ダイキン工業に提案をお願いしたいと思います。ダイキン工業は時代に先駆けた先見性のあるソリューションを提供していますので、今後とも、時代の先をいくソリューションをオープンでユーザーフレンドリー性を兼ね備えて提供していって欲しいですね。」
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