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Users' Cases / リソース稼動監視ソフトウェア PSManager

『PSManagerを中心にアプリケーションの一元的な管理体制を構築でき、稼働率管理の運用を定着させることができました。ライセンス稼働率を可視化し管理者とユーザーが共有することで、ユーザーの中にもムダ意識が浸透。ライセンス稼働状況をセルフチェックするなど、設計者の自律的な運用改善が始まっています』

日産自動車株式会社
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人々の生活を豊かに

本社所在地 : 東京都中央区銀座六丁目17番1号
資本金 : 6,058億14百万円(2008年3月31日現在)
売上高 : 10兆8242億38百万円(2007年度の連結業績)
従業員数 : 31,081名(単独ベース 2008年3月31日現在)/180,535名(連結ベース 2008年3月31日現在)
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日産自動車では、CAD、CAE、生産シミュレーション、デザインの各分野で、延べ百数十種類のアプリケーションが稼働している。それらの稼働情報はPSManagerで一元管理され、稼働率を基準とした、ライセンス増強や保守更新等の投資判断に活用されている。すでにライセンスコスト削減、新規投資の抑制で目覚しい成果をあげ、ユーザー部門へのコスト意識の浸透という波及効果も表れている。


- ―― 膨らんだライセンスコストの適正化を実現するために、稼働率管理の強化を図る
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グローバル情報システム本部 エンジニアリングシステム部
主任 飯島 和宏 氏
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飯島氏:当社は、設計プロセス改革の一環として、ITシステムの導入を積極的に行ってきました。その結果、開発現場には多種大量のソフトウェア・ハードウェアが存在し、ライセンス数もかなりの数に達していました。ソフトウェアのレンタル費用や保守費用等のランニングコストだけでも相当な金額になる一方、それらが十分に稼働しているのか、という疑問が生じていました。以前から80%稼働を目指して稼働率をウォッチしていましたが、管理に手がかかりすぎることが課題となっていました。
田中氏:主要なCADやCAEアプリケーションについては、ログの集計加工を自動化するスクリプトを組んで作業を効率化していましたが、それでも、一つのアプリケーションについて半年間の稼働率を集計するのに軽く丸一日はかかっていました。さらに、モジュール毎に詳細に分析するとなると、2〜3日を要していました。そのため、随時発生するライセンス増強や保守更新の度に、そのアプリケーションの稼働率を集計しなければならず、大変な作業工数となっていました。
- 『稼働状況がよくわからない』、『本当に投資すべきかどうか判断がつかない』という課題。その根本原因は、多種大量なアプリケーションライセンスの稼働集計の煩雑さにある。2005年夏、日産自動車は、この課題を解決するために、管理ツールの導入に動き出した。
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- ―― 機能的な総合力とダイキン工業のサポートへの期待でPSManagerを選択
飯島氏:管理ツールの選定にあたっては、必ず実現すべき項目と、最終的にここまで到達したいという項目をリストアップして検討を行いました。その中でPSManagerだけが全ての項目を実現でき、機能的な総合力でアドバンテージがあると判断しました。さらに、ダイキン工業のサポートへの期待もありました。実際、システム構築や立ち上げ時のサポートで随分と協力いただき、その期待に間違いはなかったと思っています。
- 半年間のテスト運用を経て、2006年3月、PSManagerが導入された。テクニカルセンターやデザインセンター、横浜工場等で稼働する百数十種類のアプリケーションについて、ライセンス稼働状況を常時モニタリング。稼働情報はセンターのPSManagerサーバーで一元管理され、頻発する稼働率集計作業にも、PSManagerの活用により迅速な対応を実現している。

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- ―― 百数十種におよぶアプリケーションの稼働率集計が2〜3日で完了
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グローバル情報システム本部 エンジニアリングシステム部
松原 大 氏
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松原氏:PSManagerの導入後、本格稼働に向けて、全アプリケーションのライセンス数やサーバー情報等の棚卸しを実施しました。さらに、PSManagerが収集する様々な稼働情報の中から、どのFeatureに着目し、どのように管理をすれば正確に稼働状況を把握できるか、といった管理ポリシーを、アプリケーション毎に決めていきました。ここは管理精度に影響する重要な部分ですので、時間をかけて準備しました。さらに、PSManagerからデータを吸い上げて稼働率を自動的に算出するツールも開発しました。
- 綿密な準備の末2007年4月からPSManagerが本格稼働を開始。アプリケーションの月次稼働率の集計が翌月2〜3日で完了されている。PSManager導入前に比べると、大幅な作業効率の向上だ。
飯島氏:ダイキン工業に、PSManagerを核とした管理システムを構築していただくことで、自分達でコツコツ積み上げた場合には何年かかかる仕事が一気に実現できました。また、システムの管理スピード向上という点でも随分効果が出ていると思います。
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- ―― 稼働率の低いアプリケーションを抽出し、ライセンスコストを10%削減
松原氏:集計された月次稼働率はアプリケーションを管理するマネージャ、開発コストを管理するマネージャに報告され、削減できそうなライセンスがないか、審議されます。仮に平均稼働率が80%を下回っている場合、そのアプリケーションは稼働率が80%となるライセンス本数に削減されることになります。開発工程の中である時期に利用が限定されるアプリケーションや、本数が少ないために稼働率が大きく変動するアプリケーションについては、ユーザー部門に利用状況を確認の上で削減の判断を行うことになりますが、これまでの活動で、すでにライセンスコストを10%以上削減することができました。
- また、PSManagerで収集した稼働情報を活かし、フローティングライセンスとノードロックライセンスの最適な利用組み合わせにも取り組んでいる。大規模な計算を頻繁に実行するユーザーにはノードロックライセンスを割り当て、使用頻度が低いユーザーにはフローティングライセンスを割り当てることで、ライセンスコストの低減を図ることができる。
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グローバル情報システム本部 エンジニアリングシステム部
田中 雅樹 氏
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- さらに、ユーザーからの増強要求に対しても、PSManagerに蓄積されていた1年分以上の稼働データを詳細に分析し。本当に必要なのか検証を行った。
田中氏:これまでの稼働状況の推移と、今後の業務計画を詳細に分析した結果、既に保有しているライセンスの稼働率を向上することで、増加するユーザーの業務に対応できると判断しました。アプリケーション毎に、日毎や時間毎の稼働状況にまで落として詳細に分析できましたので、ユーザーに対して自信をもって説得できましたし、実際の数値を見ることでユーザーも納得しました。従来は稼働状況を詳細に分析することが困難だったため、ユーザーからの要望を受けて増強せざるを得ませんでしたが、今回はライセンス増強をゼロに抑えることができました。
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- ―― 稼働率の可視化・共有により、ユーザーの中にもムダ意識が浸透
飯島氏:PSManagerの導入で、アプリケーションの一元的な管理体制を構築でき、稼働率管理の運用を定着させることができました。ユーザーの中にもムダ意識が浸透してきており、無駄なライセンスは持たない、必要な分だけ持つという様になっています。実際、ユーザー自身がライセンス運用を管理したいということで稼働情報の提供を依頼されることが増えてきています。もちろん、そのような場合でも、すぐに情報を提供することができます。
- 稼働率を可視化し、管理者、ユーザーを問わず皆で共有するという活動の結果、ムダ意識が浸透。PSManager導入当初は、管理側から不要なライセンスの削減を提案していたが、最近ではユーザー自身がセルフチェックを行おうとしている。
松原氏:ライセンスを増強する必要があるかどうかをユーザー自身が判断できれば、不必要な申請をする手間が省け、ユーザーも管理者もお互いに楽になります。また、ライセンスの使用が午後のある時間帯に集中している可能性もある場合でも、そのような情報があれば、「午後に使えないのであれば午前中に使えばいいじゃないか」と、ライセンスの利用を平準化できるような動きに繋がっていくのではないかと思います。
- PSManagerが収集している詳細な稼働データを公開することで、更なる稼働率の向上を見込むことができる。
田中氏:ライセンスが不足するとエラーメッセージが出るだけで、ユーザーは状況がわからないために、慌ててライセンスを抱えだすという悪循環に陥ります。しかし、稼働状況が見えて、ごく一時的にしかライセンスが不足しないことがわかれば慌てることはないのです。だいたいライセンス稼働のピークは午後の特定の時間に集中する傾向にあるのですが、稼働が平準化できるような使い方がユーザーと合意ができれば、更に高い稼働率を目指していけると思っています。

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- ―― 稼働率の可視化・共有により、ユーザーの中にもムダ意識が浸透
飯島氏:さらなる稼働率の改善を実現するために、ダイキン工業には、稼働率に対する考え方や定義、集計方法、管理方法などについてのコンサルテーションを期待しています。さらに、業界の動向や管理手法についても情報提供も期待しています。例えば、起動しているのに操作されていないライセンスは強制的に落としてしまうことも1つの方法だと思います。さらに、業務の標準化を進め、積極的にアウトソーシングを活用していきたいと考えています。
飯島氏:特に、ノードロックライセンスの運用管理については、まだまだ改善の余地があると思います。ノードロックライセンスに対応していることがPSManagerの選定理由の一つでもありますので、ノードロックライセンスの運用管理をさらに進化させたいと考えています。また、CAEリソースコストのプロジェクト課金についてもデータ収集が自動化でき、精度の高い分析ができるのであれば取り組んでいきたいと考えています。
- 今後は、ハードウェアの稼働状況についても、PSManagerを使って可視化していく予定だ。このように、ムダ削減の対象を拡大していくと共に、さらなる投資抑制効果を追求。運用状況の可視化を進めることで、ユーザーの計画精度の向上につなげていく予定だ。
松原氏:そのためにも、PSManagerを広く浸透させ、無くてはならないツールとして認知されればいいと思います。

* 月間稼働率の算出方法
「1日あたりの最大同時使用本数」÷「ライセンス保有数」=「1日あたりの稼働率」とし、1ヶ月間での平均値を月間稼働率として算出。
取材年月日 2008年2月13日
* 記載されている製品名、会社名は各社の商標もしくは登録商標です。
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