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ソニーグローバルソリューションズ株式会社

Users' Cases システム管理ソフトウェア Neckar
複雑な設定作業をNeckarでシステム化。
自動一括・リモート操作により、「いつでも、どこでも、すぐに使える」CAD環境を実現。

ソニーグローバルソリューションズ株式会社

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ソニーグローバルソリューションズ株式会社 ソニーグループを主要取引先として、ビジネスソリューション・テクニカルソリューション・エンジニアリングソリューションを提供。エンジニアリングソリューション事業では、ソニー製品設計・製造を支援するメカ、電気、ソフトなどのCAD/CAEを提供するとともに、エンジニアリング環境全体に関与するシステムの企画・設計・開発・導入・運用保守や、ソニー製品に搭載する組込ソフトの開発設計を行っている。

本社所在地: 東京都品川区北品川4-7-35 御殿山ヒルズ18F
従業員数: 1,043名(2005年6月1日現在)
資本金: 1億円
売上高: 約633億円(2003年度)
(森トラストタワー)


■運用サポートのセンター化で、設計対応の短時間化と質の向上を図る



保岡弘之氏 保岡氏:エンジニアリングソリューション部門は、ソニーグループに対して各種CAD/CAE環境の整備と運用サポートを行っています。ソニーの設計部門には、常に「変化により素早く対応したい」という思いがあります。この思いをより積極的に支援するため、2002年に運用サポートの構造改革を開始。「いつでも、どこでも、すぐに使えるCAD」をキャッチフレーズに展開を進めています。

保岡氏:その施策として、開発拠点ごとに個別サポートを行っていた従来の体制をセンターサポート体制に変更。サポートリソースを集約し、1箇所からいくつもの拠点をサポートすることで、作業効率の向上を実現しています。

田村氏:背景としては、CAD端末の大幅な増加があります。ソニーグループではメカCAD用の端末を定期的にリプレースしていますので、台数増に伴い端末の更新作業が膨れあがりました。また、設計拠点の変更に伴い、環境変数の変更作業も増加。さらに、全世界でCADのバージョンを同期させるようになり、すべてのCAD端末を週末の2日間でバージョンアップしなければならなくなりました。このような状況に対応するためには、従来の手作業による個別サポートでは限界になっていたのです。
―― 構造改革の3つの柱として実施されたのが、操作Q&Aをセンターで受けるユーザー支援のセンタライズ、拠点別データサーバーのセンター化、そして、クライアント・フィールドサポートの効率化である。
保岡氏:クライアントの設定やバージョンアップ作業を迅速化することも、素早くCAD環境を提供するために必要です。従来手作業で行ってきたこれらの作業を自動化、省力化でき、さらに、現場にサポートメンバーがいなくてもリモートで操作できるツールが必要となったのです。


センターサポート化の背景とNeckarの役割

センターサポート化の背景とNeckarの役割


■配布性能と実用性でNeckarを採用


瀬野氏:ツール選定の際は、まず候補を絞り込み、メカCADと電気CADでテストを実施しました。配布時間や機能比較、さらに使いやすさを検討し、最も評価の高かったNeckarを導入することになりました。
―― 配布性能と共に高い評価を受けたのが、効率良く運用サポートを実現できる自由度の高さだ。
瀬野氏:CADインストールに必要な前処理/後処理を配布パッケージに自分で組み込めること、配布パッケージが圧縮されコンパクトになること、配布時のネットワーク負荷が低いこと、配布されたパッケージを展開する際にクライアントのディスクに余分な空き容量が不要なことなど、実運用を想定した時に、Neckarのこれらの特長は魅力的でした。
―― Neckarは、手作業で行っていた複雑な作業を、そのままシステムの上に簡単に構築できる。この特長を駆使した、効率的な運用サポートが展開されている。

■CADセットアップのプリ/ポスト処理までを完全自動化


田村洋祐氏 瀬野氏:配布前に常駐ソフトを停止して配布終了後に起動する、これだけで配布スピードが2〜3倍速くなります。また、バージョンアップや環境変更でフォルダ名が変わる場合は、配布前に以前のフォルダを自動的に削除させます。さらに、新規セットアップの場合は、CADが動作するために必要なフォルダを自動的に作成。このような設定が、自在に行えます。

保岡氏:プリ/ポスト処理までを自動化することで、現地での設定作業はすべて不要になりました。これにより、手作業によるミスを未然に防ぎ、対応時間の大幅な短縮とサポート品質の向上を同時に実現しています。
―― Neckarはグループごとに異なる設定や処理をメソッド、コンテキストで吸収。メソッドには汎用のperl、VBScriptが利用でき、DOSコマンドの追加やカスタマイズも容易に可能だ。
保岡氏:外部に頼むことなく、自分達で必要な機能を加えることができるのも、Neckarの便利な特長の一つです。これにより、プロセスとして全体を自動化し効率良く高品質なインストール作業が実現できます。



■環境の異なる複数拠点にも1回のアクションで配布/インストール


瀬野氏:同じCADでも拠点ごとに環境が多少異なります。そこで、配布パッケージをコア部分と拠点ごとの変動部分に分け、それらを組み合わせて、拠点ごとに配布するメソッドを作成しました。これにより、同じCADを使っていても環境が異なる複数の拠点への配布が、1回のアクションで実行できます。このような仕組みができない場合、少ししか違わない配布パッケージをいくつも作らなければならず、作業がかさばる上にディスクを余分に消費してしまいます。

保岡氏:これまでサポートしていなかった拠点から依頼を受けた場合でも、コア部分は流用し変動部分だけの作成で済みますので、素早く準備ができます。

Neckarの運用イメージ
Neckarの運用イメージ

■複数拠点のPro/ENGINEER端末  100台超を数時間でバージョンアップ


瀬野氏:最近実施したPro/ENGINEERのバージョンアップでは、複数拠点に分散している100台超に対し、配布実行から配布後の確認までを3〜4時間で完了できました。配布はブロックごとに分け、配布が終わる頃に次のブロックへの配布を開始します。並行して終了した端末の確認を行います。マシン性能にもよりますが、20台への並列配布を10分程度で実行できます。Neckarの導入時にはバージョンアップを2日間で終わらせるという目標がありましたが、今では1日目の早い時間で完了することができます。
―― Neckarの活用により、1台のCADインストール作業時間は手作業と比較して約6分の1に短縮。並列処理を行うことで、その効果はさらに拡大する。

■「いつでも、どこでも、すぐに」を実現するための有効なツール


瀬野正一氏 保岡氏:あるCADの致命的なエラーを改修するためにNeckarで急遽配布を行った場合もありますが、日々のセットアップやサポート対応で、より頻繁に活用しています。
―― ソニーグループでは、効率を上げるために、メカCAD用の端末を定期的にリプレース。増設分も合わせると年間数百台の新規セットアップを行っている。
瀬野氏:我々がサポートしている主な三次元CAD(CATIA、I−DEAS、Pro/ENGINEER)やその他の関連ツールの管理をNeckarにて実施しています。端末の増設やリプレースの際には、Neckarで作成してある標準的なインストールモジュールを一斉に適用します。こうすることで、今後のバージョンアップはもちろん、以前のCADを消して違うCADをインストールする場合でも、素早く簡単にアプリケーションの削除と追加をリモート処理できます。
―― Neckarはソフトのアンインストールもサポート。不要なバージョンの削除やリモートサポート時の再インストールなども自在に行うことができる。
瀬野氏:至急のサポート依頼を受け、CADの再インストールを余儀なくされた場合でも、Neckarでリモート操作することで、すぐに対応できます。これにより、利用者からも短時間で確実なサポートが受けられるという認識が高まってきています。

保岡氏:端末の環境が変わったり、(設計)拠点が変更になったり、機種が変わったりということはありますので、このような場合に柔軟に対応できることは重要なポイントです。Neckarは「いつでも、どこでも、すぐに使える」CAD環境を提供する上で有効なツールです。


■運用サポートの標準ツールとして、さらなる展開を図る


―― センターサポート体制への切り替えは既に完了。現在は、広く横展開を図るフェーズに移行している。
田村氏:現在は大規模な拠点を中心にNeckarを適用していますが、インストール作業を現場の設計部門が中心に行っている遠隔拠点に対しても少しづつ適用を図っています。現地の設計部門と協力し、Neckarでインストールを行う例も出てきています。

保岡氏:我々が現在サポートしていない拠点から依頼があった場合、どうしても、移動や作業担当の割り振り等の調整に時間がかかってしまいます。Neckarを使うことで、遠隔地でも人手をかけずに高品質なサポートが行えますので、Neckarを運用サポートの標準ツールの一つとして展開を図っていきたいと考えています。我々にはソニーグループすべての設計部門をサポートしていくという役割がありますので、今後さらにNeckarの活躍の場は広がっていくことと思います。
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