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ダイキン工業株式会社

分子シミュレーション&インフォマティクス 用語解説

バルク  [ばるく] ばるく

物体や流体のうち、界面に触れていない部分のこと。界面付近における物質の性質は隣り合う物質によって変化するため、一般にはバルクが備える性質がその物質の固有の性質であるとされている。バルク状態はその物質のもつ基本的な性質、沸点や融点、粘度や密度などの値を決定する重要な部分であるとともに、特異な性質を発現させるためにバルク部分を極端に減らし界面を増やすことも頻繁に行われる。物体の、界面や境膜、物質表面などと対になる部分であり、ある物質の物性といえばバルク部分が持つ性質を指す。主に界面化学、移動現象論、物性物理などで用いられる用語である。


バルク研究を効率化する分子モデリング・シミュレーションソフトウェア

MaterialsStudioは、周期境界条件を設定し、界面に任意の構造を配置し、構造を目で確認しながら、バルク構造を簡単に作成できます。

例1.酸化金属表面に有機高分子を配置した例
結晶面を任意に切り出し、界面に高分子ポリマーを配置する事も簡単に実施できます。

酸化金属表面に有機高分子を配置した例

例2.金属の間に高分子を充填した構造

酸化金属表面に有機高分子を配置した例

製品情報
CASTEP 密度汎関数理論(DFT)に基づいたab initio(第一原理)量子力学プログラム
DFTB+ 電子特性研究のための量子シミュレーションソフト
DMol3 密度汎関数理論(DFT)に基づく量子力学プログラム
VAMP 半経験的分子軌道法プログラム

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