このインタフェースを使用すると、Gaussian の計算条件設定や結果の可視化表示が簡単にできる上に、Gaussian のab initioプログラムと、Materials Studioのモデリングシミュレーション環境内のプログラム(力場プログラム・半経験的プログラム・統計的プログラム)との間で分子構造およびプロパティデータ(原子電荷やヘッセ行列を含む)に関して互換性を持たせることが可能になりました。このような機能を使ってユーザーはモデリングワークフローを合理化し拡張することができます。
Gaussian Interfaceは、結晶構造、結晶化プロセス、ポリマー特性、触媒作用、構造活性相関など、化学薬品や物質を研究するためのモデリングおよびシミュレーションツールセットであるMaterials Studioソフトウェア環境の一部となっています。Materials Studioのツールはすべて、Windowsの標準操作に則った、直感的に使いやすいインタフェースを経由してアクセスすることができます。したがって、初めて操作するユーザーでも自信を持ってプログラムを使用することができます。たとえば、Materials Studioのコア製品であるMaterials Visualizerが提供するさまざまなモデル構築および視覚化ツールによって、研究対象のモデル系を迅速に構築し、高度な量子化学計算を簡単に実行することができます。構造体の構築または解読後は、使いやすいダイアログから、理論レベル、基底関数、収束オプションを設定することができます。
Materials Studioの柔軟なクライアント/サーバーアーキテクチャーでは、ネットワーク上のどのサーバー上でも計算が実行できます。計算結果は使用しているPCに自動的に転送され、このPC上で表示したり解析したりすることができます。分子構造、分子軌道、静電ポテンシャル、または電荷密度の高品質なグラフィックを簡単に作成することができます。Gaussian Interfaceによって生成された構造、グラフ、その他のデータは、即座に他のPCアプリケーションに受け渡すことができ、結果を同僚と共有したり、スプレッドシートやその他のソフトを使用して分析したりすることができます。ファイルの手渡し、デカルト座標の編集、コマンドラインからの実行という時代は終わったのです。
Gaussian InterfaceはMaterials Studio環境に完全に統合されたコンポーネントであることから、Gaussianプログラムとその他のMaterials Studioモジュール間でデータを交換することができます。これにより、単一のユーザーインターフェイスを使用して、力場、半経験的、ab initio、統計のメソッドが組み込まれた、洗練されたモデリングプロジェクトを実行することが可能になります。たとえば、Gaussianで原子電荷を計算し、Materials Studio COMPASSなどの力場に割り当て、Materials Studio Polymorph Predictorで有機結晶の構造を探索することができます。
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