ユーザー事例パンフレット
複雑な設定作業をNeckarでシステム化。自動一括・リモート操作により、「いつでも、どこでも、すぐに使える」CAD環境を実現。
エンジニアリングソリューション部門
設計技術部
統括課長 保岡 弘之氏
保岡氏:エンジニアリングソリューション部門は、ソニーグループに対して各種CAD/CAE環境の整備と運用サポートを行っています。ソニーの設計部門には、常に「変化により素早く対応したい」という思いがあります。この思いをより積極的に支援するため、2002年に運用サポートの構造改革を開始。「いつでも、どこでも、すぐに使えるCAD」をキャッチフレーズに展開を進めています。その施策として、開発拠点ごとに個別サポートを行っていた従来の体制をセンターサポート体制に変更。サポートリソースを集約し、1箇所からいくつもの拠点をサポートすることで、作業効率の向上を実現しています。
田村氏:背景としては、CAD端末の大幅な増加があります。ソニーグループではメカCAD用の端末を定期的にリプレースしていますので、台数増に伴い端末の更新作業が膨れあがりました。また、設計拠点の変更に伴い、環境変数の変更作業も増加。さらに、全世界でCADのバージョンを同期させるようになり、すべてのCAD端末を週末の2日間でバージョンアップしなければならなくなりました。このような状況に対応するためには、従来の手作業による個別サポートでは限界になっていたのです。
エンジニアリングソリューション部門
設計技術部
システムデザインスペシャリスト
田村 洋祐氏
構造改革の3つの柱として実施されたのが、操作Q&Aをセンターで受けるユーザー支援のセンタライズ、拠点別データサーバーのセンター化、そして、クライアント・フィールドサポートの効率化である。
保岡氏:クライアントの設定やバージョンアップ作業を迅速化することも、素早くCAD環境を提供するために必要です。従来手作業で行ってきたこれらの作業を自動化、省力化でき、さらに、現場にサポートメンバーがいなくてもリモートで操作できるツールが必要となったのです。
エンジニアリングソリューション部門
設計技術部
システムデザインスペシャリスト
瀬野 正一氏
瀬野氏:ツール選定の際は、まず候補を絞り込み、メカCADと電気CADでテストを実施しました。配布時間や機能比較、さらに使いやすさを検討し、最も評価の高かったNeckarを導入することになりました。
配布性能と共に高い評価を受けたのが、効率良く運用サポートを実現できる自由度の高さだ。
瀬野氏:CADインストールに必要な前処理/後処理を配布パッケージに自分で組み込めること、配布パッケージが圧縮されコンパクトになること、配布時のネットワーク負荷が低いこと、配布されたパッケージを展開する際にクライアントのディスクに余分な空き容量が不要なことなど、実運用を想定した時に、Neckarのこれらの特長は魅力的でした。
Neckarは、手作業で行っていた複雑な作業を、そのままシステムの上に簡単に構築できる。この特長を駆使した、効率的な運用サポートが展開されている。
ソニーグローバルソリューションズ株式会社
取材日:2005年6月1日
※ 記載されている製品名、会社名は各社の商標もしくは登録商標です。
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