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株式会社テレテック

スポーツをより興味深く楽しくするために、溢れ出るアイデアをvizrtで実現。 スポーツ番組の新しいスタンダードを追求し続ける3Dスポーツグラフィックスの先駆者。

株式会社テレテック
所在地: 東京都港区東麻布1−25−5
従業員: 130名
事業内容: 放送中継車、スタジオ運用および技術の提供
中継車および中継機材のレンタル
テレビ番組の制作
各種ビデオソフトの企画・制作・販売
2002年より放送中継車、スタジオのシステム設計・施工事業を展開
Webサイト: http://www.teletech.co.jp

スポーツ番組制作および中継技術を主体とし、【HD−107】HD大型トレーラータイプダブルエキスパンド中継車、【R−106】SD大型トレーラータイプエキスパンド中継車、【HD−102、HD−105】HD大型中継車、【R−103】SD中型中継車、【R−202】小型中継車の計6台を運用。プロゴルフ、プロ野球、MLB、サッカー五輪アジア最終予選などの各種スポーツやコンサート収録に幅広く対応している。また、プロゴルフ業界発展のため、横峯さくらプロ、横峯留衣プロ、高橋千晶プロ(スポンサー契約)、高見和宏プロと所属契約し応援している。

■スポーツグラフィックスへの取り組み
大竹氏:当社は技術部門と制作部門を備え、中継設備や技術を提供するだけでなく番組制作全般を行っています。スポーツ本位の立場で視聴者を惹きつける番組制作を基本方針としていますので、3Dスポーツグラフィックスには早くから注目していました。
古屋氏:スポーツグラフィックスはCM的な用途もありますが、基本的にはグラフィックスを補助的に使うことでスポーツをより興味深く楽しんでいただくためのものです。当社は長年スポーツ番組制作に携わる中で、同様の試みを以前から続けてまいりました。タレントの起用やイベント的な演出で注目を集めるのではなく、スポーツ本位の演出で魅力的な番組を制作したい。そのための有効な最新技術として、2001年に国内で初めて3Dスポーツグラフィックスシステムの導入に踏み切りました。

ゴルフのパッティンググリーン上に描かれた、カップからの距離を示す同心円。古屋氏のアイデアがvizrtで実現した「グリーン上における同心円状グラフィックス距離表示(略称:グリーンサークル)」は、現在、デザイン特許出願中である。大変評判となり、ご存知の方も多いことだろう。
取締役 大竹和夫氏
グリーン上における同心円状グラフィックス距離表示 古屋氏:実際のフィールドには書けないが、あれば面白いもの。その発想の原点となったのはアメリカンフットボールの中継で使われている10ヤードラインです。距離の正確性やストライク/ボールの厳密性を追求しても見る側はフラストレーションが溜まるだけで面白くないものです。グラフィックスは補助的な存在に徹するべきである、という長年の経験から得た原則をゴルフに当てはめてできたのが、この「グリーンサークル」なのです。

vizrtは、年間の3分の1、約20本の番組制作で稼働。多くのゴルフ中継で使用されているほか、ジャンプや水泳等に活用種目が広がっている。野球中継ではレギュラーで使用されている。

■さまざまな業務をディレクターが統括する独自の運用スタイルを構築
テレテックでは、3Dスポーツグラフィックスの演出、デザイン、オペレーションを含む全ての業務をディレクターに集約。企画から技術的な検証、本番までがスムーズに流れる体制を構築している。

古屋氏:3Dスポーツグラフィックスは、オンエアに至るまでに、システムの操作はもちろんカメラのポジションやアングル、グラフィックスデザイン、画面上で動きなど、様々な要素が関わってきます。それらをバラバラの担当が行った場合、非効率的ですし不都合が生じがちです。そこで当社では、1人のディレクターが企画から制作、オンエアまで、すべての業務を統括する体制を構築しました。これにより、クライアントから提示されたアイデアが技術的に可能かどうかを判断し、実現するためにはどのような条件が必要で、どのようなイメージで実現できるかを的確に提示できますので、顧客サービスも向上することができます。また、業務毎に異なるスタッフが担当する場合よりもコストダウンが可能となります。
役員待遇 古屋吉章氏
技術本部 制作技術部 撮像課 山崎洋則氏 古屋氏:ディレクターは、コンピュータ・コンテンツ・カメラすべてに精通していなければなりません。そのような人はまずいませんので、vizrt導入後1年間をかけてディレクターを育成しました。それが、現在の当社の大きなアドバンテージになっていると思います。

山崎氏:新しい企画の場合、本番の約1ヶ月前からプロジェクトを開始します。制作部門から出てきたアイデアがvizrtで可能なのかを判断し、デザイナーが作成したデザイン案をもとにデザインや動きを詰めていきます。現場では1日でベースを組み、実際のコンテンツに対して微調整を行います。カメラを兼務していますので、現場のやりかたを把握でき、ディレクション業務にうまくフィードバックできています。トラブルが発生するとその日の放送に間に合わない事態にもなりかねませんが、全体を把握することで迅速な対応ができていると思います。


■ダイキン工業のサポートには本当に感謝
古屋氏:国内で初めて3Dスポーツグラフィックスを手がけたということもあり、すべてが手探りの状態でスタートしました。立ち上げ当初はダイキン工業のサポート担当者に現場に来てもらい、カメラの高さやカメラからシステムへのデータ送信の仕方など、細かな作業から手伝っていただきました。そうやって現場を一緒に経験することで、社内のディレクターを育てることができました。我々だけでは、ここまでスムーズに立ち上げることはできなかったことでしょう。

ダイキン工業では、導入前の試験運用から導入後の立ち上げ支援、制作上のアドバイス、カスタマイズまでを一貫してサポート。スポーツ以外にも、選挙、報道、天気予報などの幅広い分野を、高い技術力で支援している。

山崎氏:今でも1回は必ず、現場から電話をかけてサポートを受けています。また、クライアント等から出てきたアイデアをどのように実現するか、必要な場合はプログラミングも含めて相談しています。

KBCオーガスタゴルフトーナメントでのvizrt活用例
ライブ映像へのバーチャルAD フェアウェイに10カーテージラインを表示
ライブ映像へのバーチャルAD フェアウェイに10カーテージラインを表示

■スポーツグラフィックスの可能性をさらに追求
古屋氏:vizrtのリプレイ機能を使うことで、例えばサッカーの試合中に、以前の類似した攻撃パターンの映像をすぐに再生できるようになります。また、マラソンの中継で過去の最高記録を走った映像を実写に出せないか、野球中継で審判とキャッチャーを消してボールを打つ瞬間の映像を流せないかといった、スポーツの新しい見せ方をいろいろ検討しています。さらに、過去の映像を現実の映像の中に簡単に合成することができれば、かつての名選手を現実の選手と競わせるたり、時代を超えたスタープレーヤーが一同に会するシーンも可能になります。ここまでくると、スポーツを素材とした新しいエンターテイメントの領域になるかもしれません。また、CMの際もライブ映像の中に効果的にコマーシャル映像を合成することで、番組の流れを中断することなく広告効果を高めることができると考えています。スポーツグラフィックスには、まだまだ大きな可能性が残されています。
取材中には、ここにあげた例にとどまらず、さまざまなアイデアが語られた。
大竹氏:当社が国内で初めて提供を開始して以来3年が経過し、3Dスポーツグラフィックスは着実に定着してきています。それだけに、先駆者としての責務も実感しています。

古屋氏:今後ともvizrtを活用した斬新な3Dスポーツグラフィックスを提供することで、スポーツやテレビの活性化に少しでも役立てればと考えています。そのために、常に新しいアイデアの実現に努めるとともに、アメフトの10ヤードラインのように、スポーツ中継に「無くてはならない」グラフィックス表現を早く作っていきたいですね。


現場で稼動中のvizrt ゴルフ中継で運用されたHD大型中継車(HD−102)
現場で稼動中のvizrt ゴルフ中継で運用されたHD大型中継車
(HD−102)

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