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見積支援システム fes-net| ユーザー事例

日比谷総合設備株式会社

設備会社が長年悩み続けた積算業務の重要課題をクリア!
クラウド型見積支援システム fes-net がもたらす積算革命

建設業界はいま、業界を挙げてDX の推進に取り組んでいる。だが、業界全体を見ると進度には分野により大きな開きがある。中でも普及が遅れていると言われるのが設備工事分野である。特にこの分野独特と言われる見積積算業務はDX化の必要を度々指摘されてきた。クラウド型業務支援システム「fes-net」の登場により、その状況は大きく変わりつつある。いち早くfes-net を導入しDX 化を実現した、日比谷総合設備株式会社 ソリューション設計部の取り組みを紹介する。

設備工事の見積積算における積年の課題

 日比谷総合設備は空調・衛生から電気設備まで幅広い建築設備工事を展開するサブコン。半世紀余の歴史と実績を持つ業界屈指の実力派だ。設備工事に関わる全てをトータルに行う同社は工事部門はもちろん、設計や見積積算についても専任の部隊を擁している。この設計&見積積算部隊が今回の主役、ソリューション設計部である。

 「見積積算の部隊は顧客から積算図面や見積図面をいただき、必要な機器類の種類や数量を拾い出して各機器の見積を手配して積算します。一方で設計担当が、設計事務所やゼネコンから概算や見積を直接依頼されて機器見積を行うこともあります。この機器見積を手配する機会が最も多いのが、私たちソリューション設計部です。そして、この機器見積作業に関して私たちには積年の課題がありました」。同部機械積算課の増渕健太郎氏はそう語る。

 この課題は実は同社だけのものではなく、サブコンの多くが直面している積年の課題であった。ご承知の通り、電気系でも空調衛生系でも設備工事には多種多様な機器類が使われる。機器はさまざまなメーカーが製造し、その供給を担う商社も多数ある。サブコンは工事ごとに必要な機器の見積をこれら各社に依頼し、上がってきた見積書を比較。条件に合い、かつ適正な価格で製品を選ぶ必要があった。問題はこれら機器類のメーカー・商社それぞれの得意とする機器製品が異なる点である。かつてfes-net 導入を主導し、現在はICT ソリューション部と管理部の担当課長を兼任する組橋佳和氏は語る。

 「当社では3社見積が原則となっており、同じ機器でも3 社から見積を取らなければなりません。購買部門等なら決まった所一社の見積だけ取りますが、我々のように積算やその概算で使う見積は、辻褄があった内容で適正価格のものを選ぶ必要があり、幅広く依頼するのでどうしても量が増えるのです」。しかも、サブコンは多くの中からその機器を扱う企業を選んで依頼する必要がある。見積担当者は機器ごとに異なる商社を選び、組み合わせて複数の見積依頼を並行して進め、進行を把握しつつ内容を精査・比較していたのである。さらに、当時各見積の明細を見積システムへ取り込むには手入力するしかなく、この困難な状況をさらにエスカレートさせていた。

 「2012 年に汎用積算ソフトを導入しましたが、当初から機器データの入力が問題でした。特に衛生設備機器や空調機等のパッケージは付属品バリエーションが豊富で組み合せも多い。大型現場では数百台にもなる機器データを細かく入力し、もし間違えれば何百個も入れたデータ群の中から探し出す必要がある。これが本当にストレスで…ずっと何とかしたいと思っていたのです。」(組橋氏)

「手入力レス」を実現し本格稼働へ

 「ダイキン工業を通じ、サブコン業務に特化した見積支援システム“fes-net”の話を聞いたのは2020年頃です」と語るのは同じく機械積算課の千葉公夫氏。建設業向けIT ベンダーの顔も持つダイキン工業は日比谷総合設備と長年の交流があり、そのダイキン工業から提案されたのだ。しかもfes-net の開発元ファーストスキルは積算業務の委託先であり、言わばこの分野のプロであった。fes-net はサブコンの積算業務に特化したクラウド型見積支援システム。サブコンと商社・メーカー、積算事務所をWeb で結び、クラウドを通じて図面や数量表、見積書のデータを素早く確実に受け渡す。そうしてデジタルデータによるやり取りが実現すれば手入力は無くなり、ミスタイプ等のリスクも軽減されて、効率は大きく向上する。

 「システムの概要を見た時は“ すごく便利になる!”と興奮しましたが、機械設備工事業者では最初の導入となるため、テストと調整が必須でした。そこで、その頃始まったDX に関わる全社的運動の一環として進めていくことにしたのです。」(千葉氏)テストとは言え、代理店にも協力を求める実案件での取り組みとなった。「期間は約3 カ月。実際にfes-net 経由で代理店に見積を依頼し、届いた見積書のデータを汎用積算ソフトに入力して、エラーが出たらファーストスキルとやり取りして原因を洗い出し、各種設定を行いチューニングしながら10現場程で運用しました。」(増渕氏) 社内テストでは色々な問題が発生したが、代理店によっては同一機器の見積書であっても、各拠点や担当者ごとにフォームや表現が異なっていたため、代理店に見積書式の統一を協力いただく調整も必要になったのである。

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fes-net ユーザー事例 日比谷総合設備株式会社様

株式会社日比谷総合設備

本社所在地/東京都港区
設立/ 1966年3月
資本金/ 57億5,344万円
事業内容/空気調整装置工事、電気設備工事並びに通信設備工事、給排水その他衛生設備工事、建築並びに土木の設計及び工事、建築設備・環境衛生関係機器の製造及び販売ほか
https://www.hibiya-eng.co.jp/

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